赤ちゃんの肌荒れは、新生児から幼児期にかけてよく見られるトラブルです。
かゆいよーと言ってくれればいいですがもちろんそんなことは叶いません。
赤いぷつぷつやカサカサなど、見ているだけでもどかしいですよね。
赤ちゃんの肌は大人が思うよりデリケートで、さまざまな要因によって荒れやすくなります。
以下に、赤ちゃんの肌荒れの原因と対処法、オススメの保湿アイテムについて詳しく説明します。
赤ちゃんの肌荒れはなぜ起こる?起こりやすい理由
赤ちゃんの肌荒れはそもそも何故起こるのか。
主な要因をいくつかご紹介しますね。
■皮膚が薄くデリケート
生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚は大人の約半分の厚さで、外部刺激に敏感です。
乾燥した空気や紫外線、汚れなどが影響を与えやすい特徴があります。
ほっぺにちゅっちゅしたい気持ちもありますが、大人の髭やよだれが原因で肌荒れすることもあるので注意が必要です。
■肌の状態が変わりやすい:
生後2か月程度で皮脂分泌が低下し、肌は乾燥しやすくなります。
乾燥性湿疹や乳児湿疹が起こりやすくなります。
■母乳は肌荒れの直接的な原因ではない
母乳を飲むこと自体は肌荒れの直接的な原因ではありませんが、
吐いたりこぼれたりした母乳が肌につくことで湿疹を引き起こすことがあります。
肌荒れの対処法
上記の原因も加味し、赤ちゃんの肌荒れの対処法をいくつかご紹介します。
■よだれや汗による肌荒れ対処法
よだれや汗に含まれる塩分や消化酵素が影響します。
こまめにふいたり洗い流したりしましょう。
ガーゼや柔らかいタオルでやさしくふき取りましょう。
よだれかけ(スタイ)はこまめに交換しましょう。
保湿を行い、乾燥を防ぎましょう。
■乾燥による肌荒れ対処法
乾燥性湿疹や乳児湿疹は肌の乾燥が原因です。
入浴後や着替えの際に保湿を行いましょう。
保湿剤を使う際は、肌を清潔にしてから塗りましょう。
刺激を与えないように注意しましょう。
■皮脂分泌による肌荒れ対処法
乳児脂漏性湿疹や新生児ニキビは皮脂の過剰分泌が原因です。
保湿を行い、刺激を与えないようにしましょう。
市販の軟膏について
赤ちゃんの肌荒れには様々な原因があります。
原因に合わせた対処法が必要ですが、まずは市販の軟膏で様子見をする方も多いと思います。
今回は、中の人が実際に使用した市販の軟膏とオススメ度をご紹介します。
■大洋製薬 ワセリンHG チューブ
吸水性・皮膚への浸透性が無い為、水分の蒸発を防ぎ保湿できます。
保存剤が使用されていないので、刺激が少なく、敏感肌での使用でます。
ただ、伸びが悪く使用量が増えてしまうこと、それに伴い60gのチューブだとすぐになくなってしまうことが▲です。
■ミノン 全身保湿ミルク
肌のバリア機能を守りながらうるおいを与える独自処方。
ベタつかず伸びが良いため、ノンストレスで使用できました。
ただ、他の保湿剤に比べると肌持ちは▲な印象でした。
■ソンバーユ 馬油
実は馬油は”人間の皮膚にとても近い性質”をもっていると言われています。
界面活性剤などの肌ストレス成分フリーで肌なじみが良く高い保湿力があります。
価格も他の保湿剤に比べるとやすくありませんが、べたつき間でいうとワセリンとミノン保湿ミルクの中間くらいでちょうどいい印象でした。
これが赤ちゃんの肌トラブルの一番の解決策
複数の市販の軟膏を試しましたが、中々効果がでないのが実際でした。
どうしようか迷った挙句、病院に行くことにしたのですが、
そこで処方されたお薬が一番肌荒れを解決してくれました。
診察の結果、うちの子供はアレルギー性の肌荒れの可能性が高いと診断されました。
両親ともアトピー性皮膚炎はありませんが、花粉などのアレルギーは持っていました。
親が花粉などのアレルギーを持っていると、子供に遺伝して皮膚に影響が出るケースもあるようです。
幸いにも軽度の肌荒れとのことで、「プロペト」という軟膏と「ロコイド」という軟膏が処方されました。
プロペトは一般的な保湿材、
ロコイドは比較的弱いタイプのステロイド薬です。
目の周りへの使用へ注意の上、顔にも使用していました。
結果として、2~3日後には肌荒れはすっかりよくなりました。
ロコイド軟膏について参考:【薬剤師が解説】赤ちゃんにも使用されるロコイド軟膏は、顔に塗っても大丈夫? – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報 (kusurinomadoguchi.com)
まとめ
今回は赤ちゃんの肌荒れの原因、解決策、市販の軟膏、実体験に伴うオススメの解決策についてご紹介でした。
赤ちゃんの事となると少しの肌荒れでも心配になりますよね。
市販の軟膏や保湿剤で様子見をすることも悪くはないですが、
小児科を受診することが実は一番解決への近道かもしれませんね。
子育ては悩み事や心配事がつきませんが、一緒に頑張りましょう!
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